巣鴨 法律相談|染井さくら法律事務所

ご挨拶

五来 久美子

2012年10月1日に染井さくら法律事務所を開設して以来、生まれ育ったこの地で、ずっと仕事を続けてまいりました。東日本大震災を経験して地元愛に目覚め、骨をうずめる覚悟でこの地に開業して、本当に良かったと思うことばかりです。ホームページリニューアルにあたり、これからもずっと、この場所で仕事を続けていこうという覚悟を、改めて強くしているところです。

離婚事件をお受けすることが多いですが、私の両親や私自身が離婚していることが、とても良い経験として生きていると感じます。やはり、同じ立場に立って初めてわかる痛みというのはあると思います。弁護士は、法的な知識やスキル、事件処理の経験はもちろん大事ですが、依頼者の気持ちを理解することも、同じかそれ以上に大事だと思っています。特に、相続や離婚などの家事事件は、依頼者の精神面のサポートができないと、結局は良い仕事にならない(依頼者の満足がいく結果が出せない)と思って重点を置いてきたつもりですが、これからもなおいっそう「依頼者に寄り添う」ことを強く意識していこうと思っています。

顧問先企業も、事務所開設時はゼロでしたが、今では有難いことに何人もの経営者とお付き合いさせていただいています。ちょっとしたことでもご相談いただけるように、普段からこまめに連絡を取っていますし、「顧問先の社長」を超えて、もはや友人と呼べるくらい公私ともにお付き合いしている方も何人かいます。やはり、ビジネスとはいえ、まずは私がどういう人間なのかわかっていただくこと、私を人として信頼していただくことが一番大事だと思っています。
それは、事件の依頼者とも全く同じことで、ご依頼を受けるにあたり、人として共感できるかということを大事にしています。

弁護士になったばかりの頃は、「どの弁護士に頼んでも大して違いはありません。白いものを黒にはできないし、逆も同じです」などと言ってきましたが、今では「ちょっと違う」と思うようになりました。
ビジネスライクに依頼者を見る弁護士もいますし、私のように依頼者の人生に口を出す弁護士もいます。その人に合った弁護士に依頼しないと、結果は大して変わらないとしても、満足感はかなり違ったものになるように思います。
私は、高額な報酬やテレビドラマのように格好いい事務所を目指すのではなく、人里離れた小さな町にもミシュランの星を取る店があるように、一人ひとりの人生に首を突っ込み、「依頼したのがあなたで良かった」と言われるような仕事をしたいと思って弁護士になりました。
初心を忘れないことは難しいですが、ホームページを一新することを機に、弁護士になった覚悟を新たにしました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

染井さくら法律事務所

弁護士 五来久美子

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